ベビーリングとは?
What is a baby ring?
ベビーリングは、赤ちゃんの未来がハッピーなものであるように願うために贈ります。シルバーやゴールド、プラチナなどの素材を使って作るのが一般的で、誕生石をあしらうことも多いようです。この記事では、ベビーリングについての基礎知識をまとめています。
ベビーリングとはどんなリング?
ベビーリングは、赤ちゃんの幸運を願う意味で贈るジュエリーのひとつです。シルバーやゴールド、プラチナなどにジェムストーンを飾ることが多いようですが、あまり飾らないシンプルなものも人気です。ベビーリングを購入する方は最近増えていて、婚約の際にご両親が贈るケースや、出産のお祝いとして友達が贈るケース、また、1歳のバースデーに記念として贈るケースなど、さまざまな場面でベビーリングがギフトとして使われるようになっています。
ベビーリングを贈る風習が生まれたわけ
ベビーリングの風習が始まった理由をご存じですか?ベビーリングは、ヨーロッパで生まれた風習だといわれています。その昔、ヨーロッパには「赤ちゃんはシルバーのスプーンを持って生まれてくる」という考え方がありました。これは、シルバーのスプーンを持って生まれてきた赤ちゃんは幸せになるという言い伝えによるものなのですが、なぜシルバーのスプーンだったのでしょうか。詳しいことはわかりませんが、その昔は貴族などの特権階級以外の人々にとってシルバーは貴重なものであり、価値のあるものとして唯一、引き継げる「物」であったと考えられます。
赤ちゃんが生まれたときからシルバーのスプーンを持っているということは、生まれたその瞬間から食べることには困らないということを意味しているのです。
さらに、シルバーには魔除けの働きがあると当時のヨーロッパでは考えられていました。シルバーの食器は、特権階級の間でよく使われていたのですが、その理由は毒を盛られたときにシルバーの食器の色が黒になると考えられていたからです。実際は、ほかの物質とシルバーが反応して色が変わっていたようですが、シルバーが魔除け的な目的で重宝されていたことに違いはありません。さまざまな意味を持つシルバーのスプーンは現在、リングとして贈られるようになった…これがベビーリングを贈る風習が生まれた理由です。
ベビーリングを選ぶ際のヒント
ベビーリングを選ぶ時に大事になるのが、「デザイン」と「素材」です。「一生もの」のファーストジュエリーにするためには、しっかりとこだわっていきたいです。
材質から選ぶ
シルバーのスプーンがベビーリングを贈る風習の始まりだというお話をしました。ということは、ベビーリングもシルバーがおすすめの素材なのかというと、一概にはそうだと言えなく、実際はもっと高価なゴールドやプラチナもベビーリングの素材として使われています。ゴールド(18金)やプラチナは、シルバーよりもアレルギーが出にくいので、こうしたことを考慮してシルバー以外の素材を選ぶ方もいらっしゃるようです。ベビーリングは、未来に受け継ぐものでもあるので、しっかりした金属で作りたいものです。
着用シーンから選ぶ
ベビーリングはベビーとはいうものの、着用するシーンはさまざまです。たとえばママが着用する場合は、リングではなくネックレスとして着用するのが一般的です。そのため、リングとチェーンを併せて贈るとよいでしょう。
写真撮影のために贈る
赤ちゃんの指にリングをはめて写真撮影。これだけでもSNSで映えそうですね。赤ちゃんの指にはめるリングの大きさは新生児の場合でマイナス8~10号程度です。ただし、すでに生まれて数ヶ月経った赤ちゃんの場合はこの限りではありませんので注意してください。
親子でおそろいにする
親子でおそろいのリングをするという方もいらっしゃいます。この場合、デザインだけおそろいにして、誕生石はそれぞれの誕生月のものを使うとよいでしょう。
親から成長した我が子に贈る
生まれてきてすぐに着用するのではなく、赤ちゃんが大きくなってからベビーリングを贈るケースです。長い間、保管することになりますが、その分、ドラマチックでもあります。赤ちゃんの成長を思い浮かべながら選ぶとよいでしょう。
日常的に着用できるデザインがおすすめ
誰が着用する場合でも、ベビーリングを贈る際は、日常的に身に着けられるようなデザインを選ぶことが重要です。せっかくのアクセサリーなので、身に着けないともったいないです。身につけたいと思えるデザインを選びましょう。
刻印可能な文字数をチェック
ベビーリングには、誕生日やお名前を刻印するのが一般的です。場合によっては、オリジナルのメッセージや家族の名前を刻み込みます。その際に大切なのが刻印可能な文字数です。ベビーリングはサイズが小さいため、どうしても刻印可能な文字の数は限られます。可能な文字数を事前に確認し、入れたい内容を考えることがおすすめです。
並べられる誕生石の数
文字数同様、小さなベビーリングでは誕生石を飾るスペースも限られます。誕生石をリングに複数あしらえたいという場合は、最高で何個並べられるのか、事前にかならずチェックしておきましょう。
贈るパターン
ここでは簡単に、ベビーリングを「誰から誰に贈るのか」というパターンについて触れておきたいと思います。
・友達や親戚から記念品として
仲のよい友達や親戚から赤ちゃんの誕生を記念して贈るパターンです。贈られたほうはもちろんのこと、贈る人にとっても思い出深いギフトになることでしょう。
・両親から生まれた子供に
「生まれてきてくれてありがとう」の気持ちをこめて、両親から生まれた子供に贈るベビーリングです。子供の健康と幸せを願う気持ちがリングに詰まっています。
夫から妻へ
出産を終えた妻に、感謝とねぎらいの気持ちをこめてベビーリングを贈るパターンです。この場合、はじめは妻が身に着け、子供が大きくなったら子供にプレゼントするのが一般的です
ベビーリングを贈るタイミングと注意点
ベビーリングを贈る際に悩むのが、いつ贈ればよいのかという「タイミング」。しかし、それほどシビアにタイミングのことを考える必要はありません。赤ちゃんが生まれてくる時期は、ある程度は予測できますが、詳しい日時までは誰も予測できないものです。そのため、贈り物の基本「気持ちのこもったプレゼント」であればよいでしょう。
ベビーリングを贈るタイミングは赤ちゃんが生まれるタイミングだけではなく、1歳の誕生日やキリのよい日などのタイミングで贈ってもかまいません。誕生から数えて100日で贈ってもよいのです。ただし、気をつけなければならないタイミングもあるのでご紹介しておきましょう。
生まれる前のタイミングで贈る場合
赤ちゃんが生まれる前は、もっとも注意すべきタイミングです。ベビーリングには誕生石をあしらう場合が多いことはご説明しましたが、赤ちゃんの誕生日が月をまたいで前後してしまうと、誕生石が変わってしまいます。このようなトラブルを避けるには、赤ちゃんが誕生してからリングをオーダーするほかありません。赤ちゃんが誕生してすぐに贈れれば感動も大きくなりますが、リスクも大きいため、この場合はギフトカードなどを利用するとよいでしょう。赤ちゃんが生まれたあとに贈る場合は、イニシャルや名前、体重などもわかるので、それらを刻んで贈ることも可能です。
出産祝いでベビーリングを贈る場合
出産祝いでベビーリングを贈る場合もタイミングを気にする必要があります。出産祝いは通常、出産から1週間経過後、さらに1ヶ月後のお宮参りまでの期間中に贈るのが適当です。これには、母子の健康状態を確認するという意味があります。祝い事はやはりマナーをしっかり守ることが大切です。
ベビーリングが届くまでの時間を考慮する
ベビーリングはオーダーしてすぐにできあがるものではありません。ベビーリングを製作している業者の多くが、注文後、3週間か、それ以上の期間を見て発送しています。注文後、即日発送をうたう業者もありますが、このような業者の製品は、大量に在庫しているできあいのリングに若干加工しているだけのものです。ほとんどがリーズナブルに購入できるリングだと思われますが、気持ちのこもった贈り物としては、何か物足りなさが残るかもしれません。しっかりしたオーダーメイドのリングを贈るなら、出来上がりまでに1ヶ月程度は時間を見ておいたほうがよいでしょう。
男の子?女の子?
ベビーリングを贈る際、「男の子でもリングを贈るの?」と思ってしまう方はあなただけではありません。しかし、ベビーリングを販売しているお店によっては、女の子向けのデザインに偏っている場合も多いようです。確かに、大人になったときに贈るという習慣を考えると、あまり男の子向きではないような気もしますが、このような際に「ベビーリングを贈るか、他のギフトを贈るか」という判断材料をご紹介しておきましょう。
・男の子でもベビーリングを贈る
生まれた赤ちゃんが男の子であってもベビーリングを贈る方はたくさんいます。贈られる側の考え方もさまざまで、「自分でアクセサリーとして使う」という方もいれば、将来、手を加えて子供に引き継ぐという方や、子供の奥さんになる女性にプレゼントするという方もいます。このように、誕生の記念品として考えている方は比較的多いようなので、男の子の場合にリングを贈ることは、特におかしいことではありません。
・気になるので贈り物を変更する
赤ちゃんが男の子の場合、リングを贈るのはどうしても抵抗があるという方は、ベビーリングではなく、ほかの贈り物に変更するという手もあります。もし、ベビーリングではなく、ほかのアイテムを贈る場合は、注意すべきことがあります。
ベビーリングは、長い間、思い出として残るものです。そのため、シルバーやゴールド、プラチナといった素材が使われます。ベビーリングの代替品を贈るのであれば、やはり長きにわたり劣化せず、美しさを保てるものを贈るのが理想的です。ベビーリングと同じように、将来、生まれた当時のことを振り返れるようなものを贈りましょう。
保管しやすいものを贈ることも重要です。ベビーリングは小さいので保管に困ることはありませんが、大きなものは保管するだけでも大変です。高価なものでも、ちょっと倒れただけでこわれてしまうようなものは、贈り物として適当ではありません。受け取った人が保管方法にあまり気を遣わなくても、長い間、美しく残ってくれるものがおすすめです。
しかし、このように考えると、ますますベビーリングは赤ちゃんの誕生を記念する贈り物として最適だと思えてきます。思い出は次の世代、そしてその次の世代へと受け継がれていくものと考えると、たとえ男の子であっても、それほど気にすることなくベビーリングを贈ってもよいのではないでしょうか?
男の子に贈ってもOK
それではここからは、ベビーリングを男の子に贈ってもOKな理由をご紹介します。女の子でなければベビーリングは贈りにくいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
ベビーリングはジュエリーではありますが、お守り的な意味を持つものでもあるので、男女問わず、赤ちゃんが誕生したときに贈られます。「生まれてきた赤ちゃんの成長」や「親子の強いきずながはぐくまれること」を祈るために贈られるものと考えれば、男の子が生まれた場合でもベビーリングを贈りやすくなるのではないでしょうか?
ベビーリングは、ご紹介したように、「銀のスプーンをくわえて誕生してきた赤ちゃんは幸せになれる」という欧州における言い伝えが元になっているので、指輪として常に身に着けなくてもかまわないのです。ママがネックレスのチャームとして身に着けても、パパがポケットやバッグに入れて持ち歩いてもよいでしょう。
ベビーリングには、赤ちゃんが生まれたことの記念としての意味合いもあります。赤ちゃんにとって、初めてのジュエリーとなるベビーリング。今後も長く残るベビーリングは思い出、そして記念としてぴったりの贈り物です。メッセージ、名前、生まれたときの記録などを彫り込めるので、この世でたったひとつのギフトになります。なかなかこのようなギフトはほかにありません。
・ママが着用することが多いベビーリング
ベビーリングは、基本的に生まれたばかりの赤ちゃんが身につけることはありません。記念写真を撮るときに着用させますが、それ以外のときはママが身に着けることが多くなるでしょう。将来的に成長した子供に贈るものであっても、ネックレスなどのチャーム代わりにすることが多いということを考えると、生まれてきた赤ちゃんが女の子でも男の子でも、ベビーリングはとてもよいギフトになります。ベビーリングなら、ネックレスのチェーンに通すだけでよいという利点もあります。もちろん、パパがネックレスのチャームとして使用してもかまいません。
ベビーリングは、子供が大きく成長したら子供に贈ります。リング自体は赤ちゃんの頃のサイズなので、赤ちゃんの頃のことをいつでも思い出させてくれます。
・男の子向けのベビーリングのデザイン
ベビーリングは、男の子が成長してから着用するものなので、あまり奇抜なデザインは向きません。なるべくシンプルなものを贈ったほうが喜ばれるでしょう。このあたりは、結婚指輪の選び方と通じるものがあると思います。
・宝石をあえて入れない
男性用の結婚指輪にはあまり宝石を入れないように、男の子向けのベビーリングにもあまり宝石を入れないという考え方があります。宝石を入れてしまうと、どうしてもエレガントになってしまうので、将来のことを考えても、男の子向けのベビーリングには宝石を入れないほうが使いやすいと思います。
・爪のないリング
このように、男の子向けのベビーリングには宝石を入れないという考え方があります。婚約指輪では爪付きが一般的ですが、男性が着用されることはほぼありません。爪付きのリングは男性に好まれることはほとんどないので、男の子向けのリングもこれにならい、爪のないものを選びましょう。
ベビーリングにはさまざまなタイプのものがありますが、男の子の赤ちゃんの場合は、将来のこともよく考えて、オーソドックスなタイプのリングを選ぶのがポイントです。
ベビーリングの材質は?
ベビーリングを贈る際は、金属の材質にもこだわりましょう。大切なことは、なるべくアレルギーを引き起こしにくい金属を選ぶことです。
プラチナ
白金とも呼ばれるプラチナは、工業用に使用されるなど、とても用途の幅広い金属です。もちろん、ジュエリーとしてもよく使用され、高い人気を誇ります。プラチナは、変色・変質しづらく、そのきらびやかな白銀の輝きは、女性たちの憧れの的です。
プラチナは、純度により「Pt950」や「Pt900」などのように表記されます。たとえば、Pt950なら95%プラチナで、残りの5%には、ほかの金属が使われていることを表しています。ただ、純度100%のプラチナがよいということはありません。純度が100%になってしまうと、ジュエリーとして加工しにくくなってしまいます。プラチナ自体はアレルギーを引き起こしにくい金属ですが、混ぜる金属がアレルギーの原因になる場合があります。
プラチナジュエリーにはPt900またはPt950がよく用いられます。この配合が美しさと強度においてもっとも適していて、なおかつ加工しやすいことがその理由です。Pt900またはPt950なら、修理やサイズ直しをしてくれる業者をかんたんに見つけられますが、ほかの配合率のプラチナだと業者を見つけにくい場合があります。
ゴールド
ゴールドもベビーリングによく使用される金属です。特にK18イエローゴールドは、アレルギーを引き起こしにくいとされています。ゴールドも数字で配合率が表され、K18がもっとも人気の配合率です。ゴールドに混ぜられる金属には、シルバーや銅が使われます。K18ゴールドはシルバーやプラチナよりも硬く、変形や変色に強いという特徴を持っています。ただ、配合によっては加工しにくいこともあるので、業者によっては修理を受け付けてくれない場合もあるので注意が必要です。
K18の代表格とされるのがイエローゴールドです。多くの人になじみのあるカラーでとても人気があります。ほかにも、プラチナのようなぜいたくな輝きを持つホワイトゴールドや、女性に好まれるピンクゴールドなどのバリエーションがあります。
シルバー
ここでいうシルバーは、シルバー925(スターリングシルバー)のことです。SV925と表示される場合もあります。これは92.5%のシルバーが含まれていることを表していて、通常、銅やニッケルが混ぜられることが多いようです。プラチナ、ゴールドよりも安価であり、さらにヨーロッパの言い伝えそのままの素材であるため、ベビーリングの金属としても人気があります。使用しているうちにだんだんと黒ずんできますが、これはシルバーが空気中の水などと反応することで酸化した証拠です。この変色は、専用のポリッシュ剤や布でお手入れするときれいになります。しかし、この味わいもシルバーの魅力のひとつなので、アクセサリー用途なら最初からこのような加工にする場合もあります。
シルバーは、プラチナやゴールドと同じく、アレルギーを引き起こしにくい金属ですが、ニッケルが配合されるされている場合はアレルギーを引き起こしやすいため注意が必要です。
ブラス(真鍮)
ブラスは、その黄色がかったカラーから「黄銅」と呼ばれることもある金属です。ブラスは銅と亜鉛を混ぜ合わせることでできる合金でアクセサリーにもよく使われています。私たちの身近にあるものでは「5円玉」がこのブラスでできています。ほかの金属と比較して価格がリーズナブルですが、めっきがはげやすく、合金自体も経年により黒ずんできます。そのため、長く記念として残しておく必要があるベビーリングの素材にはあまり向きません。また、金属アレルギーを引き起こしやすいという点でもベビーリングにはあまり向かない素材だといえます。
おすすめの素材
以上のように金属の特性を見てみると、プラチナやゴールドがベビーリングにはおすすめだといえます。美しさや耐久性の面で、これらにはほかの素材よりも大きなアドバンテージがあります。ヨーロッパの言い伝えどおりだとシルバーなのですが、アレルギーのことを考えると、プラチナやゴールドがベビーリングには最適です。
ベビーリングにあしらうストーン
すでにご紹介したとおり、ストーンを入れないベビーリングという考え方もあります。特に男の子の場合は、ストーンを入れないデザインはおすすめです。女の子向けのベビーリングにはストーンをあしらうとエレガントに、そしてキュートになります。このように、かならず取り付ける必要はないものの根強い人気のストーンについて説明しておきましょう。
ベビーリングにあしらうストーンに、特に決まりのようなものはありません。多くの方は誕生石を選びます。
誕生石は、
1月:ガーネット
2月:アメジスト
3月:アクアマリン
4月:ダイヤモンド
5月:エメラルド
6月:パール、ムーンストーン
7月:ルビー
8月:ペリドット
9月:サファイア
10月:オパール、トルマリン
11月:トパーズ、シトリン
12月:ターコイズ、タンザナイト
です。
ベビーリングには、お守りや記念品の役割があることから誕生石が人気になっていると考えられます。誕生石は、お守り目的のアクセサリーによく使われていて、用途的に相性がよいと考える方が多いのでしょう。しかし、実際はそれほどこだわることはありません。好みの問題もありますし、誕生石の値段的な問題もあるでしょう。あまり奇抜なデザインのベビーリングを贈ることは避けたいものですが、ストーンをあしらうと、少々、カラフルになりすぎてしまった…と後悔してしまうこともありがちです。
また、ストーンは日常的な使用にはあまり向きません。種類によっては、日常的に着用することでキズがついてしまう場合もあります。ストーンは、金属とは異なり磨いて修復することが難しいので、ベビーリングにストーンをあしらう場合は、このあたりも考慮してください。
ベビーリングのサイズ
ベビーリングのサイズは、当然ながら赤ちゃんの指に合わせます。しかし、日に日に成長していく赤ちゃんですから、サイズをぴったり合わせてしまうとすぐに抜けなくなってしまう可能性があります。ベビーリングのサイズを選ぶ際は、大きめのサイズを選ぶことが基本です。
ベビーリングのもっとも一般的なサイズは、マイナス8号~10号ほどです。ただし、赤ちゃんそれぞれ、指の太さは異なるので、可能な場合はサイズを測ってから購入してもよいでしょう。撮影目的以外で赤ちゃんがベビーリングを身に着けることはまれです。撮影を特に考慮する必要がない場合は、サイズを特に気にせずに購入してもよいでしょう。
赤ちゃんの指のサイズを測る際は、マスキングテープなど、粘着力が弱く、赤ちゃんのお肌にやさしいテープを使うとやりやすいようです。紙製のテープだと、縁の部分で指を傷つけてしまうことがあるので気をつけましょう。
ベビーリングの価格相場
ベビーリングの価格はピンキリで、安いものなら1万円以下、高いものは10万円以上のものもあります。あくまで参考ですが、だいたいのイメージをつかめるよう、ベビーリングの価格相場と傾向についてご紹介します。
1万円以下の製品
1万円以下のベビーリングは、ブラスやシルバーで作られた製品が大半です。手に入れやすい価格ではありますが、特にブラスの製品の場合はアレルギーに注意する必要があります。ご自身のために購入するのであれば問題ありませんが、ギフトとして贈るのであれば控えたほうがよいでしょう。
1万~2万円の製品
この価格帯の製品になると、ブラスの製品はほとんどなくなり、シルバーのほか、ゴールドを使用した製品が増えてきます。K18の製品もありますが、この価格帯ではまだプラチナの製品はあまりありません。誕生石などは付属しない(オプション)場合が多いようですが、金属の品位を注意深くセレクトすることで、お得によい製品を手に入れられます。
2万~4万円の製品
この価格帯まで来ると、かなり使われている金属の品位も上がってきます。この価格帯だとプラチナ製品も視野に入ってきます。誕生石などは付属しませんが、プラチナやK18ゴールドの製品なら、かなりよい買い物だといえるでしょう。アレルギーのことを考慮するなら、この価格帯が最低ラインになるのではないでしょうか。
4万円以上
4万円以上のベビーリングになると、K18やプラチナ製品がかなり多くなります。しかし、ブランドの製品になると4万、5万といった範囲では収まらず、かなり高額になるので注意が必要です。高額製品は通常、品質も高いといえますが、「ブランド」としての付加価値が値段に反映されている場合もあります。
ベビーリングを常に着用させてはいけません
ここまでのご説明でおわかりかとは思いますが、ベビーリングを頻繁に着用する場合はママやパパになります。しかし、ベビーリングの使い方を誤って理解している方も世の中にはいらっしゃるようなので、ここでしっかり説明しておきます。
ベビーリングは、常に赤ちゃんの指に着用させるものではありません!
写真撮影をする場合でも、かならず赤ちゃんが口に含まないよう、目を光らせる必要があります。ご存じのように赤ちゃんは何でも口に含んでしまいますので、写真撮影の際は絶対に目が離せません。
赤ちゃんは、ママやパパの行動を見ながら、ものすごい速さで学習していきます。ベビーリングを飲み込んでしまったら大変です。SNSなどに投稿する写真を撮影する機会は、ベビーリングを贈られると増えると思いますが、その際は厳重注意でお願いします。
まとめ
ベビーリングについて詳しくご紹介してきましたが、ご理解いただけましたでしょうか?ベビーリングは元々、ヨーロッパの言い伝えに端を発するもので、子供の健やかな成長と、幸せを祈ることがその目的です。お守りだけではなく、記念品としての意味合いも持つものなので、女の子だけではなく、男の子が生まれた場合にも贈れます。贈る際は、アレルギーに配慮するとともに、利用目的(撮影、ママのアクセサリーなど)も考慮して製品を選びましょう。「ベビーリング」は、親から子へ、そして孫へと受け継がれる親子のきずなの象徴です。
ベビーリングのAmyuli
Amyuli(アミュリ)は、ママとパパ、そして子供の間のきずなとなるベビーリングにこだわっているショップです。「親子の愛」をテーマにしたAmyuliのベビーリングは「結婚指輪のミニチュア」をコンセプトにデザインされています。子供が成長しても輝きを放ち続けるデザインリングは、子供にとって初めてのジュエリーであり、そして一生もののジュエリーでもあります。卓越した技術を持つ職人の手で仕上げられるAmyuliのベビーリングは、まさにそんなジュエリーです。