ベビーリングで人気の金(ゴールド)
赤ちゃんにとってファーストジュエリーとなるベビーリング。大切なものだからこそ、10年20年…と一生ものにしたいです。そこで、結婚指輪・婚約指輪のように、将来のことも考えた素材選びが重要になってきます。金(ゴールド)ならば耐久性にも優れ、とてもおすすめの素材になります。ここでは、ベビーリングにとって、金(ゴールド)が魅力的な素材であることをご説明していきます。
金(ゴールド)とは
金は、永遠の富と権力の象徴とされ、世界で始めて貴金属として扱われたといわれています。金には、柔らかく加工がしやすいという特性があるため、紀元前3000年頃から装飾品として愛用されてきました。何千年も変わることのなく、人々を魅了してきた最古の貴金属なのです。
金(ゴールド)の希少性
金はとても希少性が高く、人類がこれまで手にした総重量は、50mプール3杯分といわれています。採掘するのにも限りがあり、未発掘な金はプール1杯分ほどしかないと言われています。
金には、ジュエリーとして扱われる以外にも、精密機器に使用されたり、投資の対象としても有名です。金の量は決まっているにも関わらず、需要と供給のバランスが崩れていることから、金の価格は高騰傾向にあります。
金(ゴールド)の純度
金のジュエリーには純度があり、カラット(karat)を意味する「K」で表記されることが一般的です。金は24分率で表示し、純金をK24と表記します。純金をジュエリーとして使うには柔らかすぎて、すぐに変形したり傷ついたりするので、他の金属を加え、合金にすることで強度を高めます。最も一般的なのがK18ゴールドです。
K18は金が75%入っていて、その他の金属が25%入っています。K10の場合は金が41.7%入っていて、残りはその他の金属になるので、実は半分以上が金ではないんです。
合金にすることで強度がグッと高まり、ジュエリーとして人気の素材になります。また、金以外の金属を絶妙に調合することによって、素材の色味が変わるのも特徴です。そのため、金にはイエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドなどの美しいカラーが生るのです。
カラーバリエーションがある
金は、プラチナと違って色味が豊富にあります。最も人気なのがイエローゴールド。柔らかな印象のピンクゴールド。プラチナに似た輝きのホワイトゴールドが有名です。その他にも、お店やブランドごとに様々なゴールドが存在します。金は他の金属と調合することで、豊富なカラーバリエーションを作ることができるので、お気に入りのカラーを探すことができます。
日本人の肌と相性がいい
金の中でも、イエローゴールドとピンクゴールドは、日本人の肌に合うといわれています。カラーがアクセントとなるので、ファッション性も高く人気があります。もちろんフォーマルな場面でも問題なく使えます。
耐久性が高い
K18ゴールドはとても耐久性が高く、プラチナと同じかそれ以上の硬度があります。小傷も付きづらく、丈夫で長持ちします。K10ゴールドは、金の入っている純度は41.7%と低いですが、とても硬い素材なので変形などの心配はないです。ジュエリーとして一般的な金素材は、どれも高い耐久性を持っています。
K18とK10の違い
ベビーリングで選べる金の素材は、K18ゴールド、K10ゴールドが多いです。K18とK10の違いをご説明します。
純度の違い
金の含まれている純度はK18が75%、K10が41.7%になります。純度が高いほど高価なので、K18のほうが価格が高くなります。
見た目の違い
見た目の違いは、パッと見はそこまでわからないです。イエローゴールドだと、K10はやや薄いイエローで、ピンクゴールドはK10のほうが濃いピンクです。ホワイトゴールドは、K18、K10のどちらも、表面にロジウムコーティングを施すので、見た目は一緒になります。
重さの違い
K18のほうがK10より比重が大きいので、重くなります。同じサイズのデザインを作った場合でも、K18は重厚感があります。
強度について
K18と比べK10は、金以外の金属を多く含むため、硬度はK10のほうが高いです。日常生活においては、どちらも問題ない強度なので極端な違いはないです。K10のほうが価格が低いので、弱いイメージを持たれている方も多いと思いますが、実はとても強い素材なのです。
変色について
K18は変色に強いですが、K10は変色に弱いためこまめなお手入れが必要です。K18は、たとえ変色をしたとしても気づかないくらいです。K10は、大気中にある酸素と化学反応を起こすため、たとえ何もしなくても変色は避けられないです。変色を気にされる場合は、K18がおすすめです。
金属アレルギーについて
K18は金属アレルギーに強く、K10はやや注意が必要です。金自体にはアレルギーはほぼないですが、K18やK10に含めれる金以外の金属にはアレルギーが出るものがあります。金以外の金属を多く含むK10は、K18と比べてアレルギーの可能性が高かまります。金属アレルギーを気にされる場合は、K18のほうが安心です。
まとめ
日本の結婚指輪は、8割以上の方がプラチナを選ばれていますが、ヨーロッパでは金のほうが人気があります。結婚指輪の素材を金にした方は、ベビーリングも金がおすすめです。ベビーリングをファッションアイテムとして使うなら、結婚指輪がプラチナだとしても、ファッション性を重視して金を選ぶのもおしゃれです。
K18とK10では、将来のことも考え末永く使用するのであればK18がおすすめです。リーズナブルにカジュアルに考えている方には、K10がおすすめの素材になります。