3月の誕生石アクアマリン
March birthstone Aquamarine
アクアマリンとは
アクアマリンは3月の誕生石です。
日本では「藍玉(らんぎょく)」とも呼ばれています。ラテン語で「水」を意味する「aqua」と、「海」を表す「marinus」が名前の由来となっています。名前の通り、青い海のような水色の宝石で、海の中にアクアマリンを入れると、すぐさま溶け込むほどです。そのことから、昔は船乗りが航海の時に、安全を願うお守りとして大切に持っていたといわれています。ギリシア神話では「海の精が持っていた宝物が、海が大きく荒れたときに打ち上げられ発見された」と伝えられています。
アクアマリンとエメラルドは同じ仲間
アクアマリンは鉱物学上「ベリル」という鉱物に分類されます。他にも、ベリルの中で有名な宝石に「エメラルド」があります。アクアマリンとエメラルドは同じ仲間なのです。
ベリルは含まれる成分によって、様々な色に発色をします。淡い青色のものがアクアマリン、緑色はエメラルド、ピンク色はモルガナイト、黄色はヘリオドール、無色透明はゴシェナイトなど様々なカラーの宝石が存在します。ベリルが形成されるときに、鉄分、クロム、バナジウム、マンガン、アルミニウムなど、不純物が含まれ、色鮮やかに発色し、それぞれ個性的な宝石になります。
アクアマリンの宝石言葉
アクアマリンの宝石言葉には、「聡明」「沈着」「勇敢」があります。
未来に向けて、突き進む力を感じます。
アクアマリンの意味・効果
・天使の石
アクアマリンは「天使の石」と呼ばれていて、美しさと若さ、喜びを象徴するとされています。
幸せな結婚の象徴でもあり、子宝にも恵まれるといわれています。「結婚」や「家庭円満」のお守りとしても人気があります。また、生命の源である海の力は、子宝だけでなく、美しい若さを与えてくれるともいわれています。
・コミュニケーションの石
アクアマリンは「コミュニケーションの石」ともいわれています。全ての生命の始りである海に、とても深いかかわりを持つアクアマリン。海の力は、私たちにやすらぎと穏やかな癒しを与えてくれます。海の様な癒し効果で、心を穏やかにさせてくれるので、周りの人に対して優しく穏やかに接することができます。人と人を調和させるパワーもあり、夫婦や家族、友人や職場でも円満な関係を築くコミュニケーションのお守りとしてもおすすめです。また、アクアマリンの海の力は、平和や安らぎを与えてくれます。心が疲れたときや、ストレスを感じたときに、ネガティブな気持ちを洗い流してくれるといつもお世話になっております。われています。心のバランスを保つことができるので、今まで難しく考えてたことも、簡単に考えるサポートをしてくれます。
・夜の宝石の女王
中世ヨーロッパでは、アクアマリンがロウソクなどの夜の照明で輝きを増すため「夜の宝石の女王」とも呼ばれていました。暗い中、美しく輝くアクアマリンは、困難があったときの希望の光として、持ち主の身を守り導いてくれるお守りとして持たれていました。
正式名称はアクワマリン?
一般的にはほとんど使われることはないですが、アクアマリンの正式名称は「アクワマリン」です。日本ジュエリー協会では公式に「アクワマリン」を正式に認めてまいす。しかし、インターネットで検索をしても、「アクワマリン」より「アクアマリン」のほうが圧倒的に検索結果が出てきます。英語で書いた時の「Aquamarine」では、「アクアマリン」のほうがしっくりきます。
ちなみに、ダイヤモンドの鑑定期間として有名なGIAでは「アクアマリン」、中央宝石研究所では「アクワマリン」と、ホームページ上で記載されていました。
アクアマリンのお手入れ方法
アクアマリンは高い硬度を持ち、耐久性に優れています。傷もつきづらく、アクセサリーとして身につけるときに、扱いやすい宝石です。超音波洗浄機などのクリーニングも、通常は問題ないです。
鉱物としてのアクアマリン
アクアマリンは、鉱物学上は「ベリル(緑柱石)」という鉱物の一種です。ベリルの中で有名な宝石としてエメラルドがあり、アクアマリンはエメラルドと同じ種類になります。
アクアマリンの産地はブラジル、スリランカ、マダガスカルなどが有名です。