4月の誕生石ダイヤモンド

April birthstone Diamond

ダイヤモンドとは

ダイヤモンドは4月の誕生石です。
日本では「金剛石」とも呼ばれています。ギリシャ語で「征服できないもの」を意味する「adamas」が名前の由来になっています。地球上で最も硬い天然鉱物で、ダイヤモンドの次に硬いルビーやサファイアの何倍もの硬度を誇ります。ダイヤモンドの最大の特徴は輝きです。
光がダイヤモンドに入り込むと、ダイヤモンドの中を進み、内側の面に反射します。ダイヤモンドと光の相互作用がダイヤモンドの輝きの理由です。

ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けない

ダイヤモンドは硬すぎて、加工が困難だったため、中世の時代までは美しい宝石ではありませんでした。ダイヤモンドの輝きを引き出すカットの技術が進んだのは14世紀です。地球上で最も硬い鉱物だったダイヤモンドを、ダイヤモンドで磨くという方法が見つかりました。それ以降は様々なカットが考案され、ダイヤモンドの輝きはさらに増していきました。
ダイヤモンドで最も有名な形である「ラウンドブリリアントカット」は17世紀に原案が考案され、1919年に、ベルギーの宝石職人マルセル・トルコフスキーによって研磨方法が確立されました。マルセル・トルコフスキーは、ダイヤモンドの反射や屈折率などを、数学的に最も美しくする理論を導き、ダイヤモンドの形を算出しました。
ラウンドブリリアントカットは、57面体(下の面取りをした場合は58面体)が特徴のカットで、光が内部に入り、全て反射されて輝きが放たれるカットです。現在では、ダイヤモンドのほとんどがこのカットしていて、100年以上経つ今でも、これを超えるカットは発明されていません。

ダイヤモンドの宝石言葉

ダイヤモンドの石言葉には「永遠の絆」があります。
ダイヤモンドは、地球上の天然鉱物の中で最も硬く、その輝きは永遠と呼ばれています。また、ダイヤモンドの硬さは、何物でも傷を付けることができないことから、強い絆を連想させます。永遠を象徴するダイヤモンドだからこそ、永遠を誓い合う婚約指輪、結婚指輪の定番として確立されました。結婚に限らず何事においても、ダイヤモンドの永遠の輝きと硬さは、これからのスタートをサポートしてくれるパワーがあります。

ダイヤモンドの意味・効果

・永遠の象徴

ダイヤモンドの石言葉には「永遠の絆」があります。ダイヤモンドは、地球上の天然鉱物の中で最も硬く、その輝きは永遠と呼ばれています。また、ダイヤモンドの硬さは、何物でも傷を付けることができないことから、強い絆を連想させます。永遠を象徴するダイヤモンドだからこそ、永遠を誓い合う婚約指輪、結婚指輪の定番として確立されました。結婚に限らず何事においても、ダイヤモンドの永遠の輝きと硬さは、これからのスタートをサポートしてくれるパワーがあります。

・清純無垢の象徴

ダイヤモンドは透明度が高く、すべての光を反射することから、「清純無垢」な象徴とされています。ダイヤモンドの透き通るような透明度と輝きは、進むべき道を明るく照らしてくれ、何物にも傷を付けることができないことから、初心を忘れることなく、明るい未来へと導いてくれます。

・不屈の精神

ダイヤモンドの名前の由来は、ギリシャ語で「征服できないもの」といわれています。ダイヤモンドは何にも屈しないことから、持ち主に不屈の精神を与えてくれるといわれています。目標に向けて突き進むとき、困難に負けそうなとき、ダイヤモンドは決して諦めない決意をもたらせてくれます。ダイヤモンドは、自分自身の固い決意の証として、なによりも相応しいお守りです。

結婚60年目のダイヤモンド婚式

結婚60年目の記念日は「ダイヤモンド婚式」と呼ばれています。
ダイヤモンド婚式を迎えた夫婦は、80代や90代の方が多いと思われます。どんなに若くても70代後半になっていると思います。
60年という歳月、一緒に過ごしてきた夫婦は、最も硬いとされるダイヤモンドに相応しい硬い絆を持っているということで、この名前が付けられました。長い年月寄り添った夫婦だからこそ、お祝いするのにダイヤモンドはおすすめの宝石です。

ダイヤモンドのお手入れ方法

ダイヤモンドはとても硬く、熱にも強いので、日常で最も扱いやすい宝石です。ダイヤモンドは油が付着しやすい性質があるので、そのままにしておくと表面がくもってしまいます。気になった場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗浄するのがおすすめです。超音波洗浄機などのクリーニングも問題ないです。

鉱物としてのダイヤモンド

ダイヤモンドは炭素のみで構成された鉱物です。鉛筆の芯の材料となるグラファイトと同じ元素からできています。
地球内部の約160km付近に存在するマントル内で、高温高圧の条件のもとに形成されます。同じ元素で構成されたグラファイトは、形成過程と結晶の構造が異なり、文字が書けるほど柔らかくなっています。ダイヤモンドは、数千度の高温高圧のもと形成されることで、硬さと透明度の高い輝く結晶になりました。マントル内で形成されたダイヤモンドは、その後火山活動によってマグマと共に地表へ噴出されました。冷えたマグマは、「キンバーライト」と呼ばれる、ダイヤモンドの原石を含む岩石になります。
ダイヤモンドの産地は、ロシア、ボツワナ、コンゴ民主共和国、オーストラリア、南アフリカ共和国が有名です。