5月の誕生石エメラルド

May birthstone Emerald

エメラルドとは

エメラルドは5月の誕生石です。
日本では「翠玉 (すいぎょく)」「緑玉 (りょくぎょく))」とも呼ばれています。名前の通り美しい緑色の宝石で、エメラルドグリーンという言葉もあるほど美しい緑の象徴です。
エメラルドは世界四大宝石の一つで、ダイヤモンド、ルビー、サファイアと並び、誰もが知る高級な宝石です。エメラルドは、サンスクリット語で「緑の石」を意味する「スマラカタ」が名前の由来となります。それが、ギリシャ語で「スマラグドス」と変化していき、ラテン語で「スマラグダス」、さらに「スマラルダス」、そこからさらに古フランス語で「エスメラルド」に変化し、現在の「エメラルド」という名前になったとされています。

クレオパトラが愛した宝石

エメラルドは、古代エジプトの女王クレオパトラが愛した宝石としても有名です。エメラルドをジュエリーとして身につけるだけでなく、粉末にしてアイシャドウとしても使用していました。また、クレオパトラは自身の名前をつけたエメラルドの鉱山も持っていたそうです。この「クレオパトラ鉱山」ですが、19世紀に発見され、存在があったことが証明されました。しかし、すでに宝石は見つからなかったようです。クレオパトラの魅力は、エメラルドグリーンの瞳にあったともいい、自分の瞳の色に似ていることから、エメラルドを愛したのかもしれません。

エメラルドの宝石言葉

エメラルドの宝石言葉には、「幸福」「幸運」「夫婦愛」「希望」「安定」があります。
幸せを意味する宝石言葉が多く、幸福のお守りとしておすすめです。

エメラルドの意味・効果

・叡智の象徴

エメラルドは「叡智の象徴」として有名な宝石です。叡智とは、「深遠な道理を知りうるすぐれた知恵」とあります。もう少し簡単に説明すると、物事の本質を見抜き、考えることが出来る知恵という意味です。学業や職種など分野は問わず、多くの場面で自分自身の力を発揮できるようにサポートしてくれます。目的を実現するための決断力と行動力を高めてくれます。また、直観力や記憶力を高めてくれることから、知的な職業の方から好まれていたといいます。

・愛の象徴

エメラルドは「愛の象徴」とされ、恋愛成就や幸せな結婚のお守りとしておすすめです。知恵や忍耐力が高められ、心のバランスを整えてくれます。心のバランスが整うことで、人間関係にもいい影響があり、絆を深めるサポートをしてくれます。恋人同士では素敵な恋愛に、夫婦では結婚生活が幸せがいつまでも続くようにサポートしてくれます。

エメラルドカット

数ある宝石のカットの中で、宝石名がそのままついたカットは「エメラルドカット」のみです。
エメラルドは、内部にキズのような内包物(インクルージョン)が多く、これが天然の証になっています。エメラルドの結晶が生成される際に、クロムやバナジウムを取り込むことで美しいエメラルドグリーンに発色しますが、この時に無理がかかり、内包物が増えます。「エメラルドと人間に傷のないものはない」ということわざがあるほどです。内包物が多いため、割れやすいエメラルドのために考えられたカットが、エメラルドカットなのです。エメラルドカットは、広いテーブル面と、角が少なく、欠けにくい設計になっています。

結婚55年目のエメラルド婚式

結婚55年目の記念日は「エメラルド婚式」と呼ばれています。
「深く静かで尊い夫婦生活」という意味が込められていて、エメラルドの深い緑色になぞらえたといわれています。エメラルドは「愛の象徴」でもあり、55年の結婚生活を乗り越えたふたりに、エメラルドはふさわしい宝石です。持ち主に叡智を与え、家族の絆をさらに強くし、これからいつまでも結婚生活が続くようにサポートしてくれます。

エメラルドのお手入れ方法

エメラルドは、宝石の中でも特に注意をしなければいけません。超音波洗浄機には不向きで、耐久性が弱くなったり、キズが入ってしまうことがあります。衝撃にも弱く、割れてしまう恐れがあります。力仕事や、スポーツ、就寝時など、衝撃が加わる可能性があるときは外すことをおすすめしています。熱にも弱く、お湯にはつけないでください。急激な乾燥にもお気を付けください。水洗いする際は、布で水分を拭き取った後は、自然乾燥にしてください。

鉱物としてのエメラルド

エメラルドは、鉱物学上は「ベリル(緑柱石)」という鉱物の一種です。ベリルは色によって呼び名が変わります。青い発色のものをアクアマリン、ピンクの発色のものをモルガナイト、黄色の発色をヘリオドールなどが有名です。ベリルの中に、クロムやバナジウムが含まれると緑色を発色します。エメラルドはベリルの中で最も希少性が高く、貴重な宝石です。
エメラルドの産地はコロンビア、ブラジル、ザンビア、ジンバブエ、マダガスカル、パキスタンなどが有名です。