1月の誕生石 ガーネット

January birthstone Garnet

ガーネットとは

ガーネットは1月の誕生石です。
採掘のときに赤いザクロの実に似た姿をしていることから、日本では「柘榴石(ざくろいし)」とも呼ばれています。ガーネットの名前の由来は、ラテン語で「種子」を意味する「granatum」です。一般的には、深い赤色が魅力的な宝石ですが、グリーンガーネットや、イエローガーネットなども存在します。

誕生石とガーネットの関係

誕生石は、同じ月に複数選ばれていたり、国によっては石の種類も異なることがありますが、ガーネットはどの国でも1月の誕生石として選ばれています。
ガーネットは、自然に生み出される結晶がとても綺麗に整っていることから、誕生石の1番目に選ばれたといわれています。加工をしなくても美しいガーネットは「天然のカット宝石」とも呼ばれていて、古くから装飾品などに用いられてきました。

ガーネットの宝石言葉

ガーネットの宝石言葉には、「真実」「情熱」「友愛」「勝利」「実り」があります。
変わらない愛、変わらない友情を込めたお守りとして。また、努力の成果をサポートし勝利に導く力があるとされています。

ガーネットの意味・効果

・実りの象徴

ガーネットは「実りの象徴」とされ、目標に向かい、努力の成果を実らせ成功へと導いてくれるといわれています。学業や仕事においても、目標に向かい努力して頑張っている人に力を貸してくれる石です。

・一途な愛

実りの効果は「一途な愛」の意味も込められています。古い言い伝えでは、大切な人との別れの際にガーネットを送り、変わらない愛を確認したそうです。ガーネットは恋人だけでなく、友情の証としてお互いに送りあったということもあったようです。

・深い絆

中世ヨーロッパの時代では、ガーネットの赤は血液の象徴とされ、血の循環を良くする効果があるとされています。戦地へ赴く兵士が、無事に生還するためのお守りとしてガーネットを持っていたそうです。ガーネットには「友愛」の宝石言葉があるので、「深い絆」の意味が込められています。

・勝利の石

ガーネットは「勝利の石」とも呼ばれています。持ち主の忍耐力と精神力を高め、困難や大きな壁を前にしても、持ち主の真の力を発揮するサポートをしてくれる石でもあります。

結婚18年目の石榴婚式

結婚18年目の記念日は「石榴婚式(ざくろこんしき)」と呼ばれています。
結婚記念日は1年目からその名称にあったプレゼントを贈りあう習慣があり、18年目はガーネットです。ガーネットは、「実りの象徴」であり、「一途な愛」の意味があるので、18年の結婚記念日におふたりが贈りあうプレゼントとして素敵です。ガーネットには、コツコツ努力を積み重ね成功を導くといわれているので、結婚生活を続けるにはお互いに努力を続けてきたということを称え、これからも変わらない愛を誓うという意味も込めることができます。

ガーネットのお手入れ方法

ガーネットは高い硬度を持ち、熱にも強いので、日常でも扱いやすい宝石です。
超音波洗浄機などのクリーニングも、通常は問題ないです。ガーネットは硬い宝石ですが、他の宝石とぶつかると傷がついてしまう恐れがありますので、保管するときは注意してください。

鉱物としてのガーネット

ガーネットという名称は一つの石の名前ではなく、鉱物グループの名前になります。ガーネットのグループには、約10種類もの鉱石が存在します。その中でも最も有名なのが、アルマンディンガーネットです。アルマンディンガーネットは深い赤みが特徴で、最も一般的なガーネットです。
ガーネットの産地は、スリランカ・アフリカ・マダガスカルなどが有名です。また、ダイヤモンドと一緒に産出されることも多く、ダイヤモンドの産地とガーネットの産地が同じことがあります。