2月の誕生石アメシスト
February birthstone Amethyst
アメシストとは
アメシストは2月の誕生石です。
日本では「紫水晶(むらさきすいしょう)」とも呼ばれていて、その名前の通り透き通った紫色が特徴です。ギリシア語で「酔わない」を意味する「Amethystos」が名前の由来となっています。古い言い伝えでは、アメシストを持つことで悪酔いを防ぎ、解毒の作用があるとも信じられてきました。
紫色は、高貴で神聖な色合とされ、古くから特別な色とされてきました。歴史的にも位の高い僧侶や皇族など、身分の高い人物が好んで身に着けたとされています。日本でも、聖徳太子が定めた冠位十二階で、紫が最も高い位の色だと伝えられえています。
アメシストとアメジスト
アメシストは、2月の誕生石としてとても有名な宝石ですが、「アメシスト」と「アメジスト」と2つも呼び方があります。この「アメシスト」と「アメジスト」ですが、正式名称は「アメシスト」になります。日本ジュエリー協会と宝石鑑別団体協議会(AGL)で公式に「アメシスト」と定義されています。しかし、一般的には「アメジスト」と呼んでる方のほうが多いのではと思います。ジュエリーショップでも、「アメジスト」と表記していることも非常に多いです。
英語で書くと「Amethyst」となり、「アメシスト」か「アメジスト」どっちとも読めるので迷うと思います。実際、インターネットで検索をしても、どちらも不自由なく検索結果が出てきますが、「アメジスト」のほうが検索結果が多くなっています。以上のことから、どちらかが正しくて、どちらが間違っていると固く考える必要ないようです。
アメシストの宝石言葉
アメシストの宝石言葉には、「誠実」「高貴」「心の平和」があります。
高貴な色を表す紫色が特徴のアメシストは、清らかで優しい気品を感じます。
アメシストの意味・効果
・愛の守護石
アメシストは「愛の守護石」と呼ばれていて、真実の愛をもたらすと伝えられています。アメシストを持っていると、素敵な縁をもたらしてくれます。素敵な恋人をまねき、恋に溺れすぎてしまわないように、冷静を保ち正しい判断ができるようにサポートしてくれます。共に歩むパートナーが、お互いにとってふさわしいかどうかの見極めはとても大事です。お互いが誠実であるかの判断力を高め、真実の愛を育むことができるといわれています。
・マイナスエネルギーをプラスに変える
アメシストは、霊的なパワーの高まりが得られるとされ、マイナスのエネルギーをプラスに変える効果があるといわれています。ネガティブになったり、ストレスで疲れているときなど、心を落ち着かせ、ポジティブな癒しを与えてくれます。ヒーリング効果の強い石なので、心身にパワーをもたらし、悪いことから身を守ってくれる、お守りとしての効果のある宝石です。
・インスピレーションを高める
アメシストを身につけると、インスピレーションが高まるといわれています。アメシストの紫は、情熱の赤と冷静の青が入っているため、感情をコントロールし、視野が広がり、創造性を高めてくれます。集中力と決断力を高め、よりよく前進するためのサポートをしてくれます。
結婚17年目の石榴婚式
結婚17年目の記念日は「紫玉婚式(しぎょくこんしき)」と呼ばれています。
アメシストは宝飾品やパワーストーンとして人気が高いです。「愛の守護石」と呼ばれ、真実の愛を守る力があるので、結婚記念日に贈りあうとプレゼントとしてピッタリです。
アメシストのお手入れ方法
アメシストはデリケートな宝石で、割れやすく傷つきやすいです。普段身につけている分には問題ないですが、保管する際は他のジュエリーと一緒にしないことが大切です。アメシストは直射日光に弱いという特徴があり、長い時間当てていると、色あせてしまう恐れがあります。超音波洗浄機などのクリーニングも、通常は問題ないです。
鉱物としてのアメシスト
アメシストは水晶の仲間で、紫色の水晶をアメシストと呼びます。同じ水晶の仲間で、シトリンも有名です。
アメシストの産地は、ブラジル、ウルグアイ、ザンビアなどが有名です。